毎度!「迷わず行けよ」がモットーです。僕です、ぎりぎりおにぎりです。

生きるとは、何者かになったつもりの自分に裏切られ続けることだ。直木賞受賞作『何者』に潜む謎がいま明かされる―。光太郎の初恋の相手とは誰なのか。理香と隆良の出会いは。社会人になったサワ先輩。烏丸ギンジの現在。瑞月の父親に起こった出来事。拓人とともにネット通販会社の面接を受けた学生のその後。就活の先にある人生の発見と考察を描く6編!

内容(「BOOK」データベースより)


 「何者」のスピンオフに当たる、2019年7月1日に発売の文庫本「何様」を読みました。読了何とも言えない気持ちにさせてくれた本でした。朝井リョウさんは、とても読みやすく、悩み苦しむ、他人からの目線が気になる。けど、SNS等では、他人を認められず、他人を批評したくなる俗にいう「まじめ系クズ」に陥りがちな若者にお勧めです。悩み葛藤の末、行動に移せず、他人を批判することで、気持ちよくなって、傍観者気取りのクソ野郎で、でも自分は傷つきたくないから、どこか上の空でやる気スイッチが入らない。

まじめ系クズとは?

長 所
 1.目上の相手の扱い方を知っている。
 2.丁寧な言葉使いが出来る。
 3.反発しない。
 4.指示通りに動く。
 5.協調性がある。
 6.しっかりしているように見える。
 7.上司や目上の人間に気に入られやすい。
 8.ルールを守れる。
 9.世間体がよい
10.優しい

短 所
 1.努力が嫌い
 2. 自主性が無い 
 3. 自分で考えない
 4. めんどくさがり
 5. 人目が無ければ自律できない
 6. 責任感が無い
 7. 物事を自責で捉えられない
8.内心では失敗はすべて他人の責任だと思っている
9. 嘘をつく
10. 自分に関係の無い事には無関心
11. 優先順位がつけられない
12. 楽なほうへ流される
13. 虚勢を張る
14. 自分が出来る人間であるかのように装う
15. 人の顔色を伺い行動する

https://docoic.com/10339 マナラボより

 会社の仲の良い人に言われ、初めて気付いたのですが、僕もしっかり、まじめ系クズだった。(笑)
 でも色々なことを考えて、結果まじめ系クズなのだと感じる。誰だって、初めからまじめ系クズになりたい!!とは思わないはず。思考が回りまわって、その結果自分では、誠実だったと思っていたけど、仲の良い人から見たら、それは誠実ではなく、まじめ系クズだったのだ。角が立たないようにアクションしていたつもりが、ただリアクションしていただけだったのだ。

 朝井リョウさんの作品は、「桐島部活やめるってよ」だとか、「スペードの3」とかでも、若者の視点や人の心にある思考部分を優雅に表現しきっている。社会人になると、同じ毎日の繰り返しで忘れてしまう。いや、次々に襲い掛かる行事やトラブルがあり、一つのことに根深く考えさせてもらえないといった方が適切か。朝井リョウさんの作品は、そんな学生の頃感じていた、大事な思想を思い出せてくれる、良書が多い。確かに自分も学生の時感じていた「何か」を言葉で表現されているの。ただこれらを映像で、表現しようと思うと難しい。『何者』も映画を観ましたが、正直、え?っ感じでした。人間の心の内は、とても繊細で難しいものだ。
あ。ヤバい。

傍観者気取りのクソ野郎になってた笑


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